『Mer』オフィシャルインタビュー(Interview&Text:矢島由佳子)
―2年ぶり、10枚目のアルバム『Mer』が完成しました。前作『biotop』からの2年間は、jizueとしてドラマの劇伴に携わるようになり、TBS系日曜劇場『下剋上球児』、TBS系金曜ドラマ『9ボーダー』、NHKドラマ10『宙わたる教室』をはじめとした話題作を手掛けるなど、活動が広がった期間だったと思います。みなさんの実感としては、jizueにとってどんな2年でしたか?
井上(Gt):この2年間は、劇伴もあったので曲を作る機会がめちゃくちゃ増えたな。
片木(Pf):劇伴だと、jizueのアルバムには絶対に入らないような曲調もチャレンジできて面白いです。ドラマを通して「お茶の間」と言われるような、いろんな人たちにjizueの音楽に触れてもらえる機会が増えて、それがシンプルに嬉しかったですね。
山田(Ba):シンプルに、両親がすごく喜んでくれる。それが一番嬉しい。
片木:三人ともずっと「映像の音楽がしたい」と思っていたんです。役者さん、制作陣の方々とか、それぞれのプロフェッショナルと一緒に本気でものを作り上げられることが本当に楽しいです。劇伴は曲数が多いし、色々な場面に合うものを作らなきゃいけない分、3人それぞれの強みを活かせているなと思います。
―この2年間で何百曲もの劇伴を書いて、「映像を引き立てる音楽を作る」「老若男女の耳に入る音楽を作る」という作業を積み重ねる中で、jizueとしてのオリジナル楽曲への意識変化はありましたか?
山田:jizueでは絶対にやらへんようなアプローチも意識するようになって、それはいい意味でjizueのオリジナル曲に反映されていると思います。俺の場合は、もともとメロディの重要性を意識していたつもりやけど、「これでいっか」がなくなった。「これじゃないとあかん」というところまでメロディを考えるようになりました。
―劇伴を作るとき、メロディに関しては制作スタッフとよく議論するところなんですか?
山田:1作目の『下剋上球児』から、サビのメロディについては何回もラリーがあったな。
井上:要は、1回聴いて知らん間に口ずさんでいるくらいの印象に残るメロディじゃないと「使ってもらえない」くらいのことを実感しました。
片木:ドラマを見たあとにお風呂やトイレでうっかり歌っちゃうくらいの強いメロディをください、ということをめちゃくちゃ言われたんです。今まではバンドの厚みとか音数の多さで勝負できたところが、劇伴となると「会話の邪魔にならないように、でもちゃんと存在感がある」というものを作らないといけなくて。もともと自分たちの楽曲でも印象的なメロディや「サビは歌えるように」ということをすごく意識はしていたんですけど、改めてメロディの強さを考えるようになりました。
―そうやってバンドとして新しいチャレンジをみんなで一緒に乗り越えていく中で、メンバー同士の信頼関係なども変化しました?
片木:忙しくなったらビジネスライクになっていくとか、年齢とともにメンバー同士であんまりしゃべらなくなっていくとか、普段ご飯も行かなくなるとか、そういうことを周りから聞くんですけど……うちらは何も変わらず。
山田:音楽的にあまり言い合わへんのは、「これだけはやったらあかん」「このラインを超えたらダサい」という感覚がめっちゃ似ているから。劇伴をやっていてもまったくストレスがないし、それぞれが10曲ずつ出し合ったりするときもみんなの曲に「いいな」と思うし。たまに俺がそのラインを踏み外すけど(笑)。
井上:こないだ音楽のことでちょっと言い合ったな。(山田)剛のデモが、いい曲やねんけど、ドラムがダサすぎて。「あれはダサすぎる」って言ったら、「のんぴー(井上)ももっと攻めたやつを作った方がいいんじゃない?」とか言ってきて、もうバチバチ。
山田:やっぱそういうところは真剣にやってるよ。
片木:いやここはおじさん同士のお戯れやで。それをネタにして茶番みたいにずっと言い合ってるっていう。仲良くタバコ吸いにいって、仲良く帰ってきて、また茶番やってる、みたいな(笑)。
―クリエイティブに必要な意見の話し合いも、めちゃくちゃいい関係性で、いいムードでできているということですよね。アルバム『Mer』の具体的な中身について訊いていくと――このアルバムの音楽は、人生の流れを表現しているような10曲だなと思いました。生命が誕生したときから、必死に駆け抜ける中では苦しい日もあれば、穏やかな日もあることを、10曲で表しているようで。しかも1曲の中でひとつのフレーズが色を変えながら転がっていく様が、同じような日々の繰り返しだと思っていても、悩みが喜びに変わる瞬間が訪れることを表してくれているなと思ったりして。
片木:いいふうに言ってくれる!(笑) 私が今年から妊活のためにライブをお休みさせてもらうこともあって、バンドにとっては変化の時期なので、「冒険」「新しい船出」みたいな意味合いを含んだタイトルにしようね、ということを話してて。
―タイトルの『Mer』はフランス語で「海」という意味だそうですけど、人生とは行き先が明確に見えているわけでもない大きな海の冒険である、ということを表しているアルバムだなと思いました。jizueのアルバムの中でも、一番人生に深く寄り添ってくれる作品じゃないかと感じました。
片木:自分たちの曲がそういうふうに誰かのもとへ航海していってくれたらいいなと思います。劇伴とかでjizueを知って、このアルバムから入る方がたくさんいてくれたら嬉しいなとも思う。でもその一方で、jizueは昔からずーっと聴いてくださっているファンの方も多い気がして。その人たちもきっと、たとえば20歳前後の人が今アラフォーとかになって、仕事で出世したり家庭を持ったりしていると思うんです。そういう人生の大変な分岐点とか、それぞれのシーンで、楽しんでもらえたらいいなって。毎回作っているときは「すでにこんなに曲数作ってて、もう新しいものは出ません」って思うけど、できたら「めっちゃいい1枚できた」って思うねんなあ。
―『Mer』も劇伴の制作と同じように、3人それぞれが曲を出して、そこから全員で完成させて、というふうに作っていったんですか?
片木:のんぴーが最初に“Rex”と“Thoth”を作ってくれたんやんな。jizueの曲調も色々あるとは思うんですけど、変拍子でロックの強さもある「これぞjizue」というものを、最初にのんぴーがあげてくれて。
山田:アルバムに関しては、毎回のんぴーが一発強いものを作ってくれるイメージがある。そこからバランスを見ながら、それぞれで曲を作り始めた感じやな。
―1曲目の“Rex”は攻めまくっていて、びっくりしました。初めて聴いたとき、イントロで「違うインストバンドの曲を再生しちゃったかな?」と思いましたもん。
片木:間違えたと思った?(笑) 先行配信では優しい曲を出して、アルバムの1曲目にこれを持ってきてびっくりさせようという意図もありました。
井上:昔からインパクトを残せるものは絶対にほしいなと思っていて。アルバムの中にひたすら攻めたような曲があれば、綺麗な曲はもっと映えるやろうし。綺麗ないい曲を評価されることもすごく嬉しいけど、「普通のバンドじゃないねんぞ」「実は尖った人たちがやってるバンドやねん」ということを伝えたいっていう、バンドを始めた頃の少年みたいな気持ちもあるから。「かっこいい」「テンションが上がる」と思ってもらえるものを1曲目に持ってきて、それを聴いて「ライブに行きたい」と思ってくれたら嬉しいし。“Rex”は「王様」「キング」という意味で。スノボ選手がオリンピックとかに出るとき、一瞬の集中力を高めるために音楽を聴くじゃないですか。「最高の演技をこの1本で出すんだ」というときに流れている音楽みたいな昂り方ができたらいいなというところから、このタイトルにしました。自分で作った曲やけど、聴くとテンションが上がります。
―ここから全曲、曲をかけながら各曲についてお話を聞かせてください(読者の方もよければ、ご自身の再生機器で音楽を流しながらお読みください!)。2曲目は“Ri:ng”。これは剛さんが持ってきた曲ですよね?
山田:はい。僕、家族のことを曲にすることが多くて “Ri:ng”もそう。うちのおじいちゃん、父ちゃん、甥っ子の名前に「利」という漢字が付いていて、「利」をつないできたことを曲にしたいなと。タイトルに「:」を入れたのは、メールの返信にある「Re:」になぞらえて、家族に感謝を伝えたいなと思いました。
―生命がつながれていく尊さみたいなものが表現されている曲だと思いました。3曲目は“obsession”。全員のプレイが印象的で、リフのループが生み出す緊張と緩和が気持ちいいです。
井上:“obsession”はEP『LOTUS』にも入れた曲やけど、今回のアルバムのバランスを見てやっぱり入れたいなと思って。もともとはライブで踊れるし自分らも演奏を楽しめるような曲を作りたいなというところから作り始めました。だからライブでソロは自由にしたり、遊べる曲になってます。“obsession”は「執着」「取りつかれている」という意味で、ライブで見せつけてjizueに取りつかれてほしい、みたいな想いもありました。
―冒頭のリフから、耳を掴んで離してくれないような強さがありますよね。4曲目は、ギターとピアノというツインボーカルが歌うような“tapetum”。これはどういう単語かを読者のみなさまに伝えていただけますか?
片木:犬とか猫は暗いところでもものが見えるやん? それって、眼球に「tapetum」というものがあるかららしくて。劇伴でたくさん曲を作ったあとに自分たちのアルバムを作るとき、「何を作ろうかな?」ってちょっと悩んだんです。そういうときに「こんなふうに思われたいから」とかじゃなくて「自分が好きなものや作りたいと思うものを作ったらいいわ」と思ったら、気持ちが軽くなってスッと作れるようになって。そうやって視点を変えるだけで、こんなに気持ちよく曲が作れるんやと思って。「こういうふうにさせてやりたい」と思いながら曲を作るタームも絶対にあるとは思うんやけど、これは肩の力を抜いて気持ちのままに作れた1曲です。
―そうやって視点を変えると見えなかったものが見えることもある、ということを感じさせてくれる曲ですね。5曲目は“uni”。
片木:これも私が持ってきた曲です。フランス語で「人類」を「humanité」って言うらしくて。その単語に「uni」が入ってて、“uni”は「1」という意味で。自分もバンドも転換期だと思いながらアルバムを制作している中で、「1」ではない力が生まれるのがバンドだなと思って。「個」であることと「バンド」であることを表したいなと思った曲です。
―それを聞くと、ピアノソロから始まってみんなの音が入ってくる流れがさらにグッときます。6曲目の“Thoth”は拍子が難解で、これも最初にできた強い曲のひとつということですよね。
井上:「トート」はエジプト神話の知恵を司る神様の名前です。この曲、すっごく難しくて。計算されたリズムに振り切った曲で、演奏するときにも頭を使う。
山田:これを渡されたとき、ほんまに嫌やった。過去イチ難しい曲じゃない?
片木:これか、“P.D.A.”か。
山田:のんぴーの曲は、パッと見「超絶テク」みたいな感じではないねんな。「数学的」というか。
片木:乗れるし、うっかり歌えてもしまえるんやけど、めっちゃ難しいものが多い。のんぴーは譜面で考えたりするタイプではなくて、それを感覚でやってのける力がある。でも私はそれを全部紐解いて楽譜に起こしたいタイプで、いざ弾こうとすると「なんでこんな難しいことしたん?」ってなる(笑)。
井上:これ、弾ける人いるんかな? ぜひコピーしてみてほしいです。
―「挑戦者求ム」ですね。7曲目は“calm”。井上さんが作った曲だそうですけど、“Thoth”とはまるで別人が作ったかのような穏やかな雰囲気で。しかも3人が会話している画が浮かんでくる曲だなと思って。
井上:これは他の曲が全部できあがったとき、「最後に1曲追加させてくれへん?」って言って作った曲で。やりたいことをやり尽くしたあとに、すっごく綺麗な曲を入れたいなと思って。希依ちゃんがライブをお休みすることと、ちょうど俺らが大好きなバンド・NABOWAも休止することが決まっていたから、「一休み」「落ち着く」ということを書こうかなと。次に進むために休むのを決断するのは勇気がいると思う。でも焦らずにやっていったらいいんやなということを書きたくて、優しいピアノとギターが絡み合ってるものを作りました。これは気持ちよく弾けますね。ライブでもアコースティックギターとかでやりたいです。
―引き算されたような曲だけど、だからこそ三人の技術力の高さが引き立って見える曲だなと思いました。8曲目は“The Gift”。これもライブで聴いたら音符が花びらのように舞って、抑えていた感情を解放させてくれて涙を流したくなるような曲だと思いました。
山田:これを作ったとき、周りの身近なところに人生で悩んでいる人が多くて。すごく悲しい想いをしている人たちがいたので、前向きな気持ちにさせてあげられへんかなという想いで作り始めました。「人生は素晴らしい」って、言葉にしたら安っぽいけど、違う言葉で言うなら“The Gift”かなと思ってタイトルにしました。
―9曲目は“Republic”。これを作ったのは希依さんなんですね。ちょっと意外です。
片木:意外すぎるくない? これは「強いjizueってこういう感じ」というのを詰め込んだ1曲です。
―自分たちで思う「強いjizue」って何なんですか?
片木:サビは歌えるし、衝動とか勢いがある、というのが「強いjizue」かな?
井上:聴く人を置いてけぼりにしてもいいというか、「ついてこれるんやったらついてきてみろよ」くらいのことをできたときが、自分の基準としては「強い曲を作れた」って思うかな。
片木:“Republic”は、ずっと同じリズムで乗れることを意識して作りました。意外とそういう曲がjizueにはなくて。ライブの中で、圧倒させる場面もあっていいし、みんなでひとつになって楽しめる時間もあっていいなって。
―このリズムは確かにjizueにとって新鮮だと感じました。そして、最後は“Hilarious”。これはテレビ番組『news every.』お天気コーナーのテーマソングとして書き下ろした曲で、バッヘルベルのカノンのフレーズが入っているのも印象的ですね。
片木:それぞれ『news every.』に向けて曲を書いて、山ちゃん(山田)のものが番組に採用されたんです。
山田:テーマは「晴れわたる空」。それだけをイメージして書きました。カノンのフレーズは希依ちゃんが入れてくれました。
―ジャケットにも、晴れた空から明るい光が射し込んでいますよね。これまではイラストやグラフィックが多かった中で、がらっとテイストが変わったなと思いました。
片木:写真家の山本拓未さんが曲を聴いたうえで、曲に合う写真をセレクトして送ってくれて。何枚か送ってくれた中から、みんなが一番しっくりきたものを選びました。……その写真、何に見えると思う?
―カフェの窓越しで、“calm”のように一息つきながら明るい外を見ている感じというか。最初、フランスかなと思いました。
片木:私も外国でおじさんが散歩してるのかなと思って。文字も「Mer」みたいに見えへん? いろんな組み合わせから、この一枚がしっくりきたんですよね。
井上:最初から3人の中で「今回のジャケットは人物が入っているものがいいな」というのはあったよな。
―そういったジャケットデザインは初めてですよね。「自分を見てくれ」というより、誰かの人生や日常に寄り添う音楽が並んだ作品だからこそ、他人や外の世界に目線を向ける写真がすごく合っているなと思いました。7月には東京と京都にてリリースライブ『jizue New Album 『Mer』 Release One Man Live』が開催されます。さっきも言ってくれたように、今希依さんは妊活のためライブ活動はお休み中で。その決断も、公言するのも、きっと大きな勇気が要ったと思うんです。
片木:目の前のことをしていたらあっという間に1年が過ぎ去っていくし、jizueが仲良くて楽しいからこそこの歳までウワーッときたんやけど、子どもを授かれるチャンスを大事にしたいという気持ちが強くなって。もしこれで(子どもが)できなかったら、それはそれで楽しい人生があるだろうなという気持ちもあるんですけど、一回向き合ってみたいなと。ただ、たとえば海外ツアーが決まっていたとして「そのときにもし授かっていたら……」とかを考え始めたら、どんどん自分の優先順位を低くしちゃうから、一回ライブは全部お休みをしたいという相談を二人にして。それを快く受け入れてくれたことにすごく感謝しています。発表することには不安もあったけど、さっきも言ったように長くファンでいてくれる方が多いから、あたたかく応援してもらえるんじゃないかなという気持ちもあって。こういうことに悩んでいる人って多いと思うんです。実際、発表したあとに同世代の女性からたくさんメッセージをいただいて、音楽だけじゃなくていろんな生き方もシェアし合えることがすごく嬉しかったです。
井上:最初は「俺らも一緒に休もう」ということも話したんですけど、俺らのことを待たせているという余計なプレッシャーを希依ちゃんに感じさせたくなかったから、ライブは俺らだけで動こうと。もう20年くらい止まらずにやってきたことを俺らで動かしておくから、希依ちゃんは、制作とかはやるけど、ライブ活動をお休みにしようという話に落ち着きました。先日、EYRIEのRina Kohmotoさんをサポートピアニストに迎えてライブをさせていただいたんですけど、めっちゃよくて。楽しかったし、全然不安はない。心配要らずでやってます。
山田:俺らも刺激になるし、いい経験になってます。逆にjizueのライブを見られる希依ちゃんが羨ましい。俺、世界で一番jizueのライブを見たいもん。
―ミュージシャンにとって、自分で自分のライブを客席から観ることは永遠に叶わないですもんね。
片木:寂しくなるかなと思ったんやけど、全然ならへんかった。この3人が「jizue」だと思ってたけど、外からステージを見ると「jizue」という目に見えない何かがあるんやなっていうのを感じて、それがすごく不思議であり、ちょっと安心したというか。リハでも総監督みたいな立ち位置でいるんですけど、初めてスタジオに入ったときから「何も言うことないです」「最高です、ありがとうございます」という感じで。ピアノがめちゃくちゃ上手いし、誠実に練習してきてくれてる感じも伝わってきて。しかも人間性も、柔らかくて、みんなと波長合うから。本当にいい人にお願いさせてもらえてありがたいです。
―最後にまた海=人生にたとえるなら――jizueの航海の仕方が、とても素敵だなと思います。ときには行く先が見えないところに飛び込んだり、自然の流れに身を委ねてみたり。ずっと三人で力を合わせながら船を漕いでいく姿が、本当にかっこいいです。
片木:いつも見えへん何かに背中を押される感じがするなあ。何か流れがあって、そこに乗っかったら次の道が切り開けて、みたいな。だから自分で決断することにはすごく勇気がいったけど、それもそういうタイミングなんやなという気持ちです。
井上:来年で結成20年で、今の形で音楽を続けてこられてよかったなと思います。いろんなバンドを見ていても、続けることってすごく大変やなと思うから。「どうやったらjizueさんみたいに音楽で食っていけるようになるんですか?」って聞かれたら、続けられる関係を保てるかどうかだけやなって。だから二人には、20年も俺についてきてくれて本当に感謝してる。
山田:続けてこられたのは、ほんまに人間関係やな。友達の中でも一番仲良い二人やし。音楽だけで20年やってきたというよりも一緒に生きてきた感じ。
片木:人生にjizueがあってよかったなって、いつも思ってる!時間が経つほど、その気持ちが大きくなってます。